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2025.05.27
【プロジェクト事例紹介】【ヒューマンルネッサンス研究所×FSS】
Future Timeline Project 第1回を振り返る
https://www.futuresessions.com/projects/66387/
株式会社ヒューマンルネッサンス研究所は、オムロングループの人文社会科学系のシンクタンクとして未来予測理論「SINIC(サイニック)理論」の研究・普及や未来社会探求に取り組んでいます。オムロンが経営の羅針盤とする「SINIC理論」では、社会進化として最適化社会(2005 – 2024)から自律社会(2025 – 2032)へ移行したのち、自然社会(2033-)の到来が予測されています。(※)
SINIC理論によると自律社会元年と呼べる2025年。自律社会が訪れ、次の自然社会が視界に入ってくる時代の大きな節目において、私たちはありたい未来をどのようにデザインし、その実現に向けどのような実践を進めていけるのでしょうか。
フューチャーセッションズは、ヒューマンルネッサンス研究所とともに、中長期の視点を共有しながらより良い未来社会を共に創り出していくことを目指すことを目的として、2024年9月、「Future Timeline Project」を立ち上げました。
本プロジェクトでは、多様な立場のメンバーが集い、この先10年を見据えた変化を想定し、ありたい社会やその実現のために求められるアクションについて対話を重ねました。
その第1回目のテーマは「お金」。私たちの暮らしと切り離せない「お金の健康なあり方」を問い直し、未来に向けたアクションを生み出すための3回のセッションが行われました。
議論の中で見えてきたのは、「お金」だけでなく、未来社会のあり方そのもの。自律社会、そして自然社会へ移行するために必要な視点とは?変化のカギを握るのは何か?
プロジェクトの第1回 を、ヒューマンルネッサンス研究所の立石さん、田口さんと振り返りました。
※SINIC理論とは
よりよい社会をつくるという理念に基づき、社会のニーズを先取りした経営をするためには、未来の社会を予測する必要があるとの考えから提唱された未来予測理論。オムロン創業者である立石 一真(たていし かずま)らが1970年に国際未来学会で発表。科学・技術・社会が相互に影響を与え合いながら発展していくことを基本的な考え方とし、2000年代には下記の社会進化を予測。オムロンではこの理論を元に、社会に対し常に先進的な提案を行い、今もなお経営の羅針盤として位置付けている。